木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、住宅、集合住宅、店舗、インテリア等

一見無駄に思える作業の繰り返しが、設計の検討だと思っています。建築はマスプロとは違って、敷地の状況や利用する人によってそれぞれ最適な解が異なるはずです。設計検討に際しては、より良い結果を導くための可能性を簡単に諦めないこと、要領の良いことよりも愚直であること、を心掛けています。

その時々で、新たに考えていかなければならないのが家づくりだと思います。そして、そのプロセスには、建主の方はじめ、実際に利用する方の参加が不可欠だと思っています。なので、まずは話を聞かせて頂ければと思います。家や生活のことでも趣味のことでも、又は全く関係ないと思うことでも、何でも結構です。例えそれが些細なことだったとしても、新しい家づくりへの大きなヒントにつながっていくこともあります。

その昔は、音楽はプログレ（すでにほとんど死語ですが）しか聞かないと、頑なに決めていた時期もありましたが、今はどんなものでも聞くようになりました。多少は大人になって寛容になったのか、それとも、他にも良いと思えるものがどんどん出てきてしまって、頑なであることに自己矛盾を起こしてしまったのか。ちなみに、当時のマイ・フェイヴァリットは、ムービング・ピクチャーズ以前のラッシュでした。大仰な感じが良かったのだと思います。