イベントレポートタイトル
「住宅の像が変わるとき」
新着情報
リーフレット

“もっといいすまいをつくろうよ”

風薫る五月。青葉の瑞々しい美しさ、また木立を抜ける風のなんと軽やかなこと。
このGWは、コロナの制約から解き放たれて、今まで経験したことのない苦しみを上回る喜びにあふれていました。皆様にとってもコロナ禍前とはずいぶん違った日常を過ごされたと思います。

さて、コロナ禍を経てわれわれの暮らしはいかに変化したでしょうか。在宅が多くなり、自宅で食事を作る機会が増えました。いままでただ寝るだけに帰る家と違って家族とコミュニケーションをいかにとれるようにするか、また、一人で寂しくしていた部屋にも花を生けたり、家具を買ったり、コロナ前との生活の改変が求められました。
考えてみると、「家の作り方」は誰も教えてくれません。ましてや今までだれもが経験した事のない時代に突入しつつあります。このような時代にどのように家を作っていったらよいか。

そんな先をゆくモデルの少ない時代に、今回二人の先駆者をお招きいたしました。一人は、2010年に建築界のノーベル賞といわれるプリッカー賞を受賞し、昨年、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞された西沢立衛さん、そしてもう一方は、長野オリンピックや愛知万博のプロモーションを手掛け、無印良品のボードメンバーである日本デザイン界の重鎮、原研哉氏です。
お二人にとって、暮らしと住まいをよくすることは自らのお仕事と切っても切れない関係にあり少しでも生活の質を高め、豊かな暮らしを創造することを目指しています。
家は生活そのものであり、家がきちんとしないと文化も美意識も育たない。住まいの意識を高めることにより、窒息しかけている生活文化に新たな光を投げかけてくれます。

そして、もう一人の先駆者東大准教授の権藤智之先生をお招きいたしました。
先生は、絶えず冷静沈着な眼で物事を見、鋭い洞察力を発揮します。
先生は現在新建築誌で月評を担当されていますが、他の建築家と違って、奥の奥まで入り込んで批評します。先生の誘導により二人の考えを引き出しこれからの時代をどのようなところに着目したら活力ある「家」を作ることができるか、のヒントが得られればと思います。

こんな素晴らしい三人をお呼びできるなんてまさに夢のようです。
みなさんの参加をお待ちしています。
ミサワホーム Aプロジェクト室
室長 大島 滋

日時
2023年06月09日(金) 19:00〜21:00
会 場
オンライン 500人 + 会場先着 100人
新宿NSビル16階 ミサワホーム㈱インテリアホール
登壇者紹介
原研哉(はら・けんや)
デザイナー。武蔵野美術大学教授。一九九八年長野冬季五輪の開・閉会式プログラム、無印良品のアートディレクション、松屋銀座、蔦屋書店、MIKIMOTO、GINZA SIX、ヤマト運輸、Xiaomi等の仕事で知られる。一方で、「RE-DESIGN」、「SENSEWARE」「HAPTIC」「新先史時代・100の動詞」など、独自の視点での展覧会を企画・制作。また、住宅を産業の交差点と捉える「HOUSE VISION」や、外務省「JAPAN HOUSE」総合プロデュースを担当。近年は日本を探訪するwebsite「低空飛行」を展開し、新次元の観光に活動領域を拡大している。著書は「デザインのデザイン」「日本のデザイン」「白」「白百」「低空飛行」など。
原研哉
原研哉
西沢立衛(にしざわ・りゅうえ)
建築家。横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA教授。一九六六年東京都生まれ。一九九〇年横浜国立大学大学院修士課程修了、妹島和世建築設計事務所入所。一九九五年妹島和世と共にSANAA設立。一九九七年西沢立衛建築設計事務所設立。主な受賞に日本建築学会賞、村野藤吾賞、藝術文化勲章オフィシエ、吉阪隆正賞、ベルリン芸術賞※、プリツカー賞※、高松宮殿下記念世界文化賞※。主な作品に、金沢21世紀美術館※、十和田市現代美術館、ROLEXラーニングセンター※、豊島美術館、軽井沢千住博美術館、ルーヴル・ランス※、済寧市美術館、ボッコーニ大学新キャンパス※、ラ・サマリテーヌ※、シドニー・モダン・プロジェクト※等 。(※はSANAAとして妹島和世との共同設計及び受賞)
西沢立衛
西沢立衛
[モデレーター] 権藤智之(ごんどう・ともゆき)
東京大学工学部建築学科准教授。一九八三年香川県生まれ。二〇〇六年東京大学工学部建築学科卒業。二〇一一年同大学院博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、首都大学東京准教授、東京大学特任准教授を経て、二〇二二年四月より現職。専門は地域の住宅生産や変遷、超高層ビル、プレハブ住宅などの技術史。これまでに沖縄県、韓国、ベトナム、ラオス、シンガポールなどで住宅生産や建築生産の調査してきた。共著・編著に「箱の産業」(彰国社、二〇一三年)、「内田祥哉は語る」(鹿島出版会、二〇二二年)など。
権藤智之
権藤智之
申 込
下記「参加のお申し込みはこちら」よりお申し込みください。
※オンラインでの参加方法などは、改めて後日ご案内いたします。
※会場での聴講を希望された方は、後日聴講の可否のご連絡をさせていただきます。
企業情報 このサイトについて プライバシーポリシー